AboutNMNの薬理学的メカニズム


なぜ「NAD⁺」の直接投与ではなく「NMN」なのか

NAD⁺が生体内で重要であるならば、NAD⁺を直接投与すればよいと考えられがちですが、NAD⁺は細胞膜透過性を持たないため、血中のNAD⁺濃度を上昇させても細胞内に到達させることはできません。また、NAD⁺の点滴投与は嘔気、頭痛、胸部絞扼感などの副作用を引き起こすリスクが報告されています。 一方、NAD⁺の前駆体であるNMNは、細胞膜に存在する「Slc12a8」という特異的なトランスポーターを介して速やかに細胞内へと取り込まれるため、安全かつ効率的に細胞内NAD⁺濃度を上昇させることが可能です。

NMNがもたらす3つの革新的な抗老化作用

細胞内に取り込まれてNAD⁺へと変換されたNMNは、主に以下の3つのメカニズムを介して強力な抗老化効果を発揮します。

サーチュイン遺伝子(SIRT1〜7)の活性化

NAD⁺依存性脱アセチル化酵素であるサーチュイン群(長寿遺伝子)を活性化し、傷ついたDNAの修復を促進します。サーチュインはSIRT1からSIRT7まで7種類存在し、アルツハイマー病などの神経変性疾患、心不全、2型糖尿病、がんなど、多岐にわたる加齢性疾患の予防や改善に関与しています。

ミトコンドリアの合成・機能の回復とATP産生の向上

サーチュインの活性化を介して、細胞のエネルギー工場であるミトコンドリアの合成と機能を促進します。基礎研究において、老齢マウスの脳微小血管内皮細胞(CMVEC)にNMNを添加した結果、細胞内のNAD量とATP(エネルギー)産生量が若齢マウスと同等レベルまで有意に増加することが確認されています。

テロメアの伸長

細胞分裂の指標である染色体末端の「テロメア」は、加齢とともに短縮し、これが細胞の老化や疾患リスクの上昇を招きます。ヒトの単核球を用いた実験では、90日間のNMN補給により、30日の時点でテロメア長が有意に増加したことが報告されており、マウス単核球においても同様の伸長効果が確認されています。

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